楽壱楽拿
RAKUICHI★RAKUDA
〜若者たちの「いばしょ」からの報告〜
早いもので今年も残り1ヶ月となりました。楽の会のいばしょ「楽壱楽拿」先月の状況を報告したいと思います。
10月27日(土) 楽壱楽拿主催講演会「対人関係の苦手な青年たちへの理解と対応」
この日は楽壱楽拿主催の講演会ということで、青山渋谷クリニックの鍋田恭孝先生を講師にお招きして、東京・池袋の東京芸術劇場の大会議室で開催しました。
今回は楽壱楽拿主催という事ですので、青年たちに講演会の運営から準備にいたって様々な方のご協力を仰ぎました。会場整理から先生の手配、スライドの動作などほぼすべての部分に青年が関わるという楽の会・楽壱楽拿を通して初めての講演会でしたが、特に大きなトラブルも発生せず無事に終わることが出来ました。協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
さて、準備も整っていよいよ当日、何人の人が集まってくれるのだろうかと期待と不安が入り混じる中で開場。なんと70余名の方々に集まっていただきました。その日は関東地方に台風が接近していたのであいにくの雨模様にも関わらず足を運んでくださった方の多さに嬉しい誤算と主催者側も大喜びでした。
総合司会も楽壱楽拿のメンバーの女の子にて、いよいよ講演会の始まりです。「楽の会」代表世話人の池田代表、そして楽の会の母団体である全国引きこもりKHJ親の会の奥山代表両名のお言葉を頂戴して、第一部は「青年の広場」ということで、我々楽壱楽拿の主要メンバーが5人「楽壱楽拿に関わって」という事で、トークを行いました。なかなか人前で話す機会のない青年たちでしたが、幸い好意的に皆さんは聞いてくださったようです。
休憩をはさんで、鍋田 恭孝(なべた やすたか)先生による「思春期・青年期の若者の悩みを理解するために」との題名において、スライドを用いての講演会となりました。先生は渋谷にクリニックを構えておられ、またその上での経験をもとに、狭い部屋での面接は限界があると考えられ、NPO法人青山心理グローイングスペースもあわせて運営されて、その上で、「群れ体験的アプローチ」と題する手法を編み出されて思春期独自の病理を回復に向かわせるという斬新な方法を用いていらっしゃいます。
これは、まさしく今回の楽壱楽拿の趣旨とぴったり一致するもので、それぞれの人間にそれぞれの役割を持たせるというまさに我々が今までやってきたことそのものですし、これは嬉しい偶然でした。先生は平易な言葉で、思春期にありがちな心の動き、またはそれから病理的に発展しうる事柄などを紹介され、そしてご自身の講演されている「step-by-step-群れ体験的アプローチ」の特徴などをスライドを用いてのかなり大掛かりな講演になりました。我々の準備不足もあってか、スライドが少し見づらいというご指摘も頂戴いたしました。次回の課題ですね。
参考までに、鍋田先生の著書をご紹介しておきます。
「変りゆく思春期の心理と病理」-物語れない・生き方がわからない若者たち-(日本評論社)
11月9日(金) 講師と語る : 講師 三輪ゆうこさん
今回は「表現アートセラピーと私」という事で、講師に芸術方面で様々な活躍をされている三輪ゆう子さんを講師に迎え、簡単なアートセラピーも含めてのお話をなりました。
三輪さんは実家が銭湯だったそうで、そこで職人さんが描かれる絵を眺めながら少女時代を過ごしたそうです。美術大学を卒業してから、結婚、そして子育てに追われる毎日を過ごすうちに、自分を見失いがちになりそうな日々の中で表現アートセラピーと出会い、自分を取り戻す過程の中で、人にも教授する立場となりました。
今回は粘土を使ってのアートセラピーでしたが、最初は簡単なゲームから始まり、組分け、それぞれのグループに分かれていよいよ粘土をこねて、自分の思いつくままに作品を作り、最初の人の作品に付け足してひとつの大きな物語を共同作業で語っていくものでした。それぞれのグループによって、総合作品が見事に違うというのはこれまた驚き。
粘土をこねるのは何年ぶりやらという人ばかりでしたが、楽しく童心に帰るのもまたいいものですね。楽しくまたクリエイティブな一日となりました。
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